私は三浦葉月

性格は、結構明るい方だと…自分では思ってる。


これでも、大和撫子に憧れてるんだ。

なれは、しないけど…


私には彼氏がいて、その人は上月靖也

付き合って、もう一年になるけど

とっても好きな人

大切な人



今日も、靖也に会えるから、とってもうれしくて





「ごめん、待ったかな?」

「ん、大丈夫。とりあえず、店入る?」

「うん!」

そうして私は、靖也についていった。

優しくて、気が利いて

夢見たいな、彼氏で

…なんて、舞い上がりすぎ?



「最近、あんまりデートできなくってごめんな」

「ううん、平気。だって無理してでも時間作ってくれてるんでしょ?」         

「…ありがと」


寂しいのは、事実なんだ。

でも、それ以上に会ってくれる事が嬉しいから

そんな我侭、いえない。


でも、なんとなく…靖也の様子が、いつもと違う気がしたのは…
気のせいじゃないと思う。

女の感って奴なのかな?



「あのさ、ちょっと今日は、話があるんだ。」

「何…?」

予感、あたった?

でもなんか、嫌な予感。

もしかして…別れ話?

そんなの、嫌だな…


そう、考えていると

靖也が話し始めた。


「俺さ…」

「うん…」

心臓が、どくどくいってる。

私、凄く緊張してる…



「アメリカに行く事になったんだ。」

「ア、メリカ…?」

「父さんの、仕事の関係で…俺だけ日本に置いて置けないって」

「そっか…」

言葉では、そういったけれど

本当は

とっても悲しかった。

泣き出しそうで、でも耐えてた。



「ごめんな…」

「靖也…」

「あと、空港には、来ないで…日本にのこりたくなっちまうから…」

「うん…」

「俺、手紙書くし、いつも葉月の事思ってる。」

「私も…思ってる!大丈夫、安心して、行ってきて…」

気持ちを抑えて、言う

本当は、言って欲しくないよ

本当は、傍にいたい


だけど仕方ないから。

どうにもならないから。



「あのね…」

「どうした…?」

「本当は、傍にいて欲しいし、とっても、悲しいの」

「・・・・・」

「でもね、私…靖也のことが好きだから、待ってるよ」

「葉月…」

2度目の、告白みたい。

そういえば、先に好きって言ったのも私だったね



「ずっと、ずっと…いつまでも待ってる」

「…ありがとな」


そういった靖也は、凄く、かなしげで

私と同じ気持ちなのかななんて、思ってみたりして。


大丈夫。

靖也がどこへ行っても

帰ってこれる日が何年先だって


ずっと、待ってるから




浮気とか、心配な事はいくらでもあるよ

それでも信じるのは

あなたが好きだから


それは、靖也もおなじでしょ?



私はそう、思ってる。



だから


ね...


耐えられる。








あとがき

このお題、ホントに書きやすいですよ。
すっごくオススメです!

いくつか書いているのですが、ゆっくりupしていきます。


さて、作品ですが。
こんな風に、言っていられるのも今だけ!
と思うかもしれません。(実際私もそう思います(苦笑)

けれど、きっとこんな気持ちは、綺麗なものだと思います。
たとえ本当にこんな風にはいかなかったとしても。
この気持ちが重要なのではないかな。と。

結構アメリカとか無理な設定ですね;
少し前に書いたものです...

続きありそうですが、多分書かないと。(ぇ



雪姫